ハードいろいろ、ディー

マイクロソフトとのビジネス上の親密度を深めたい日本のコンピューターメーカー首脳は、ゲイツ会長の訪日のたびにゴルフに誘うが、一度もイエスの返事をもらったことがない。一方で、後からコンピューター業界に加わった新参者ソニーの出井とは98年春、ハーフ(9ホール)だけだが、2人だけでゴルフを楽しんだ。ちなみソニースコアは出井が44、ゲイツが45だったそうだ。そのうえ、ゴルフ場で会見まで設定する始末。見せつけられたライバルたちはただ歯乳りするだけ。もっとも、仕掛けたのはすべてマイクロソフト側というから、両者の蜜月ぶりがうかがえる。この2人を結び付けたのが、米投資銀行アレンカンパソニーがアイダホ州サンバレーの山荘で毎年開催する、通称サンバレーカンファレンス。招待されるのはビジネスの勝利者だけというビジネス版サミネットだ。マイクロソフトのゲイツ、米ウォルトディズソニーのマイケルアイスナー会長、米コカコラのダグラスアイべスター会長などそうそうたるメンバーが毎年、顔を合わせる。彼らに交じって、日本から唯一、出井に招待状が届けられた。98年の会合で親交を温めた出井とゲイツは99年4月、パソコンとテレビを融合する情報家分野での提携を発表した。